街のあちこちでリサイクル製品を目に
人間が住んでいる環境でどうしてもさせて通れないのが、ゴミ問題です。
積極的に取り組まなければ、将来的に人が住めない環境になってしまう可能性が高いといいます。
実際に様々な物が河川や海に流れ込んでいますが、最も多い物の種類を知っていますか。
圧倒的に多いのがペットボトル・食品トレイ・包装フィルムなどのプラスチックです。
1990年代半ばから多くの店舗でペットボトルが販売されるようになり、
ポイ捨てなどをする人が少なくないことから河川や海へ流れ込むことが急増してきました。
単純に焼却処分するのではなく、新たな形に生まれ変わることのできる
資源だとの認知度を高くすることで、回収に協力する人が増えていくと考えられています。
実際にペットボトルなどのプラスチックは回収され、シャンプーや調味料などの詰め替え用容器をはじめ、
繊維化して新たな衣類や布製品に生まれ変わっています。
例えば暖簾もその一つで、京都のれん株式会社ではペットボトル再生繊維を90パーセント使用しているものを2021年から販売してきました。
環境破壊を少しでも食い止めるためには、ペットボトルなどのプラスチックを再生できる技術があることや、
再生した物が街のあちこちで目にできるようになれば、消費者の心理も変わると考える人が多いです。
その点暖簾にすることは、最たる方法といえるでしょう。
将来を考えて使用することで環境や生き物を守れる
現在作られているプラスチックを使用後、適切に分別して捨てている人は少なくありません。
しかし、分別を適切にしていない人や道端に捨ててしまっている人たちによって河川や海にたどり着いたものが、
海の魚より多くなる危険性を知っていますか。
海に面する192の国や地域のうち、日本で海へ流出したプラスチックの年間流出量は
世界上位30位と非常に多いことがわかっています。毎年2万から6万トン流出していると推定されており、
このまま流出が続けば2050年にはごみの量が海にいる魚を上回る危険性が高いといわれてきました。
できる限りプラスチックを再生することは、現代日本人に急務といえます。
その中でも暖簾にすることで店のイメージアップにつながるだけではなく、
プラスチックの流出量削減に貢献できると考える企業が増えてきました。
個人経営の店舗の場合、暖簾をかけることでSDGsに配慮していると明らかにできるだけではなく、
プラスチック流出を危惧することを世界に伝えられるといいます。
暖簾は環境にやさしい宣伝道具といわれていますが、プラスチック再生繊維を
90パーセント使用している暖簾を使用することで、より環境への配慮を実現できるのがメリットです。
